取材日:2023(令和5)年9月13日
運営事業者 | 特定非営利活動法人セキュリライフ |
所在地 | 神奈川県川崎市 |
認定自治体 | 川崎市 |
日住定員 | 38名 |
支援体制加算 | なし(15:1) |
宿直体制加算 | なし |
食事提供 | あり(朝・昼・夕) |
住居の特徴 | 元社員寮、3階建、賃借物件、水回り共同利用 |
入所者像
男性も女性も受け入れている。現在の入所者のうち60歳以上が84%を占めている。平均年齢は71.4歳。最高齢は92歳、最年少は53歳。
在所者の平均利用期間は1064日。1年間での入所者の入れ替わりはさほど多くない。
要介護認定を受けている入所者と、障害手帳を持っている入所者が多い傾向にある。
制度へのつなぎ
要介護認定を受けると次の行先が決まることが多いので、それまでの「つなぎ」の施設として機能している。実際には要介護の状態にあるものの認定を受けていない人を、まず受け入れて制度につなぐ。
中には環境の変化を望まないかたもいるので、要介護認定を受けたあとも施設での生活を続けたいかたには、制度を活用して居室に福祉用具のレンタルを入れるなどして生活基盤を作ることでなるべく入所者の希望を叶えられるようにしている。
生活支援提供による自立度の向上
日常生活支援住居施設(日住)として、生活支援員を配置して、定期的な面談、通院同行、金銭管理を一緒におこなうなどしている。生活支援提供によって、当初は「入院や介護施設への移行が相当かもしれない」と思われたかたでも、生活保護ケースワーカーの想定よりも自立度が向上して、日住での生活を続けることができている。