取材日:2023(令和5)年9月6日
運営事業者 | 社会福祉法人大分県社会福祉事業団 |
所在地 | 大分県速見郡日出町 |
認定自治体 | 大分県 |
日住定員 | 7名 |
支援体制加算 | II(7.5:1) |
宿直体制加算 | なし |
食事提供 | あり |
住居の特徴 | 救護施設と同一敷地内、3階建、所有物件 |
ルーツは法に基づかない施設
日常生活支援住居施設(日住)の制度ができる前に、救護施設「大分県渓泉寮」を運営していた法人が、地域貢献を考え、住まいの課題を抱える方を受け入れるための地域資源として開設した施設が元になっている。現在は日住として運営し、様々な相談支援機関からのリファーで住まいの課題を抱えたかたを受け入れている。
障害「者」とか高齢「者」といった「者」別の枠組みにとらわれずに、住まいの課題を抱える方を受け入れる。全ての居室の広さが6帖以上であり、日住としては日本全国を見ても有数の室内空間を有している。
アセスメントの場として活用
当初は救護施設大分県渓泉寮へ入所することを前提とした待機場所という想定もしていたが、運営するなかで住まいの課題を抱えるかた多種多様であるという実態がわかってきた。
日住に入所している期間にアセスメントをしてそのかたの特性を見極め、救護施設が望ましいかたには救護施設へ、地域生活が望ましいかたには地域生活へ向けて、支援員が入居調整等の居住支援をおこなっている。
障害福祉の相談支援事業所を併設
日住の支援員は、専従の生活支援提供責任者の他に、相談支援専門員(障害福祉の相談支援事業所の職員)が相談業務にあたり、専門性を発揮している。法人全体で支援を進めるという方向性のもと、地域力を発揮している。