取材日:2024(令和6)年9月4日
運営事業者 | 社会福祉法人共生の里 |
所在地 | 福岡県北九州市 |
認定自治体 | 北九州市 |
日住定員 | 24名 |
支援体制加算 | II(7.5:1) |
宿直体制加算 | なし(ただし緊急時には対応) |
食事提供 | あり(朝・昼・夕 注文制) |
住居の特徴 | 元社員寮、4階建て、所有、他制度の住居と複合 |
プライバシーへの配慮とニーズに合わせた支援の提供
各部屋にはトイレ、シャワー、キッチンが備わっており、入所者のプライバシーに配慮したつくりになっている。
1階に食堂兼交流スペースがあり、冷蔵ショーケースからそれぞれ食事を受けとる。調理を希望する入所者で自炊をされている方もおり、入所者の状態や希望に沿って提供がなされている。
同一建物で障害福祉のグループホームも設置しており、食堂やイベントでの交流もさかんである。
専門職をいかした支援と人材育成
運営事業者は精神障害者のグループホームを長く運営してきた背景もあり、職員の半数以上が精神保健福祉士および社会福祉士である。医療機関受診や福祉サービスを必要とする入所者のニーズに対し、法人内外の関係機関と連携し速やかにサービスにつなげることに力をいれている。
法人内に研修委員会を設置し、日住も含めた全事業所対象に年間の研修計画を作成・運営している。また、新人向け研修チームを入職2年目~中堅職員で構成し研修カリキュラムを作成・実施することで、入職から早期段階で法人理念と方向性を共有している。
退居後も安心感がつづく仕組み
日住退居後に独居を希望する入所者に対しては、希望に応じて日住に入居中に訪問看護やヘルパーの利用につなげ、退去後も同じサービスでなじみの顔がいる安心感が得られるよう、各機関と共有しながらサービス調整をしている。