取材日:2023(令和5)年9月13日
運営事業者 | 特定非営利活動法人セキュリライフ |
所在地 | 神奈川県川崎市 |
認定自治体 | 川崎市 |
日住定員 | 15名 |
支援体制加算 | なし(15:1) |
宿直体制加算 | なし |
食事提供 | あり(朝・夕) |
住居の特徴 | 元社員寮、4階建、2棟、オートロック、女性専用 |
入所者像
女性専用の施設で、2棟が隣接している。建物全体での定員は67名であるが、そのうち15名が日常生活支援住居施設(日住)の定員で、残りの52名は社会福祉住居施設(社住)の定員である。
現在の日住の入所者のうち、60歳以上は全体の34%。平均年齢は48.1歳。最高齢は92歳、最年少は19歳。
在所者の平均利用期間は全体で557日、日住で550日、社住で570日。全体の定員67名のうち、1年間で入所者が30名ほど入れ替わる。
日住と社住で入所者像には大きな差はなく、抱えている課題は類似している。実際は入所者が日住と社住で差を感じないように支援提供している。
規模の大きい運営事業者の強み
運営事業者の規模が大きく複数の施設を運営しているので、「今日困っていたら今日助ける、次の日に持ち越さない」ということができる。川崎市の人の受け入れはもちろん、DVで離れたところへ逃げたいというケースで、他県や他都市の自団体・関連団体の施設に依頼したり、反対に依頼を受けたりすることができる。
生活支援の質を担保するための工夫
入所時のアセスメント、定期面談によって、日々入所者の状況把握に努めており、介護認定の申請や障害者手帳取得の支援を行い適切なサービスにつなげている。また、外部の専門職とのつながりを強く持つようにも意識している。例えば、生活保護のケースワーカー、医療機関、地域包括支援センターといった社会資源と連携しており、これらにつなぐことで入所者のQOL維持・向上を図るよう努めている。
日住のスタッフが集まって、説明会や勉強会をおこなっている。支援者同士の情報共有を大切にしている。